日光市のキリスト教会 大沢バイブルチャーチ

パウロの祈り

2017.02.05 週報 No17-06

今週のみことば

私たちはこのキリストにあり、キリストを信じる信仰によって大胆に確信をもって神に近づくことができるのです。
エペソ3章12節<新改訳>

礼拝後の互いの祈りと交わりを大切にしましょう。

2月19(日)礼拝後、教会総会を開きます。
2017年度の予算についての教会総会です。よろしくお願いします。

キリストの奥義

日本的な習慣で、「お祈りをする」ということは、
・何か、特別に困った事が生じたとき。
・病気になったり、怪我をしたり、事故に遭ったりしたとき。
・子供たちが、受験や、就職したりするとき。
・家を建てるときや、遠くに旅行をするとき。
困ったときの神頼み?的な、考えが抜けないようです。

今日の礼拝で続いてエペソ人への手紙3章から学びます。
ここでのテーマは、使徒パウロの「心からの祈り」が記されています。
エペソ教会の人々に対する「切なる願いと祈り」です。

その内容を学び、クリスチャンの「本質的な祈り」について学びます。
基本的には、物質的な祝福よりも、霊的(心・霊・魂)な祝福を求める祈りです。

人間にはなかなか理解しがたい「神様からの大きな恵み」を理解し、その恵みに生きる事が出来るように……という事です。

この奥義は、今は、御霊によって、キリストの聖なる使徒たちと預言者たちに啓示されていますが、前の時代には、今と同じようには人々に知らされていませんでした。
エペソ3章5節<新改訳>

奥義とは、神に示されるまでは、人間に理解・知りえなかったこと

パウロはよく奥義という言葉を用いています。でも、私たちはあまり日常で使っていません。ある辞書には、

・最後まで相手には見せない奥の手。とか、最後に使う手段、方法、とかとありました。
どうも日本語の用い方とパウロがいう奥義とは少し違うようです。

新共同訳聖書には、「秘められた計画」と訳されていました。
これなら理解できそうです。
エペソ3章5節に奥義の定義をパウロは、「前の時代には人々に知らされていなかったけれども、今明らかにされたこと」と記しました。
この計画は、キリスト以前の時代には人の子らに知らされていませんでしたが、今や“霊”によって、キリストの聖なる使徒たちや預言者たちに啓示されました。
エペソ3章5節<新共同訳>

キリストの奥義:秘められた神の計画

秘められた神の計画とは、異邦人も共同の相続者となること。

創造主なる神様と無関係?と思われていた私たちが、大胆に・遠慮なく・確信をもって神に近づくことができる。


i キリストの奥義 [1-13節]
   i-A 恵みの務め [1-7節]
      i-A-a 神からの啓示によって [1-5節]
      i-A-b どこの国の人も、みな同じ恵みにともにあずかる者 [6-7節]
   i-B この世には隠されていた神の知恵 [8-13節]
ii 神の満ち満ちたさま [14-21節]
   ii-A キリストの愛 [14-19節]
   ii-B 豊かに施す方 [20-21節]
i キリストの奥義 - A 恵みの務め - a 神からの啓示によって [1-5節]

1 こういうわけで、あなたがた異邦人のためにキリスト・イエスの囚人となった私パウロが言います。
2 あなたがたのためにと私がいただいた、神の恵みによる私の務めについて、あなたがたはすでに聞いたことでしょう。
3 先に簡単に書いたとおり、この奥義は、啓示によって私に知らされたのです。
4 それを読めば、私がキリストの奥義をどう理解しているかがよくわかるはずです。
5 この奥義は、今は、御霊によって、キリストの聖なる使徒たちと預言者たちに啓示されていますが、前の時代には、今と同じようには人々に知らされていませんでした。

i キリストの奥義 - A 恵みの務め - b どこの国の人も、みな同じ恵みにともにあずかる者 [6-7節]

6 その奥義とは、福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人もまた共同の相続者となり、ともに一つのからだに連なり、ともに約束にあずかる者となるということです。
7 私は、神の力の働きにより、自分に与えられた神の恵みの賜物によって、この福音に仕える者とされました。

i キリストの奥義 - B この世には隠されていた神の知恵 [8-13節]

8 すべての聖徒たちのうちで一番小さな私に、この恵みが与えられたのは、私がキリストの測りがたい富を異邦人に宣べ伝え、
9 また、万物を創造された神の中に世々隠されていた奥義を実行に移す務めが何であるかを明らかにするためにほかなりません。
10 これは、今、天にある支配と権威とに対して、教会を通して、神の豊かな知恵が示されるためであって、
11 私たちの主キリスト・イエスにおいて実現された神の永遠のご計画に沿ったことです。
12 私たちはこのキリストにあり、キリストを信じる信仰によって大胆に確信をもって神に近づくことができるのです。
13 ですから、私があなたがたのために受けている苦難のゆえに落胆することのないようお願いします。私の受けている苦しみは、そのまま、あなたがたの光栄なのです。

ii 神の満ち満ちたさま - A キリストの愛 [14-19節]

14 こういうわけで、私はひざをかがめて、
15 天上と地上で家族と呼ばれるすべてのものの名の元である父の前に祈ります。
16 どうか父が、その栄光の豊かさに従い、御霊により、力をもって、あなたがたの内なる人を強くしてくださいますように。
17 こうしてキリストが、あなたがたの信仰によって、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように。また、愛に根ざし、愛に基礎を置いているあなたがたが、
18 すべての聖徒とともに、その広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解する力を持つようになり、
19 人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。こうして、神ご自身の満ち満ちたさまにまで、あなたがたが満たされますように。

ii 神の満ち満ちたさま - B 豊かに施す方 [20-21節]

20 どうか、私たちのうちに働く力によって、私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて豊かに施すことのできる方に、
21 教会により、またキリスト・イエスにより、栄光が、世々にわたって、とこしえまでありますように。アーメン。

エペソ3章1-21節<新改訳>

礼拝への招き

だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。
第二コリント5章17節<新改訳>

祝福の祈り

『主があなたを祝福し、あなたを守られますように。
主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。
主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。』
民数記6章24-26節<新改訳>